時短のために「先延ばしにしない技術」を読みました(その19):
続きです。
目標達成率を高める「観察の力」
誰かに見られていることを意識すると行動は変わる。
写真の目でも変わる。人間の脳が写真の目を実物と錯覚するため。
心理学者の実験で、食事の時、目の前に鏡をおくと、健康に悪い食べ物は減る。
運動は家で一人でやるより、フィットネスクラブに行くほうがやる気が出る。人は誰かに見られていると感じると真剣になる。
授業参観では子供も態度が変わる。
自分で行動を観察・記録することで、行動を修正する技法を心理学では「自己観察技法」という。ダイエットの記録でも成功率が上がる。
なぜ行動の変化が起きるのか?一つは観察することで、原因を突き止められるから。時間のロスが、ネットサーフィンにあるとか。
フィードバックがねぎらいになるから。
少しでも軌道をそれたらすぐに気が付き修正できるから。
例で、作家は原稿を書いた枚数を毎日記録してグラフで張り出す。
自己観察の3つのステップ
1.誰かの目、または自分の目で観察する。
横道にそれたり実行できなくなることを防ぐ。
2.数字で記録する。
グラフ化して見えるところに貼る。
3.人に公開する。
アドバイスや励ましをもらえる。
何となくやるよりも、ずっと良い結果が得られる。
人は思っている以上に、自分のことを知らない。減量には体重計で毎日グラフを作るのが効く。
忙しいなら、時間をどう使っているかを点検する。一週間記録すれば原因が分かる。記録するだけで、勉強時間が増える。時間を無駄にしてきたのは、行動を意識せず何となく過ごすため。
ゲームの時間を減らしたければ、砂時計を置く。
アクション:何となくやっている習慣を探す。記録する。記録を公開する方法を考える。
続きます。