「忙しさを上手に手放す思考術」を読んでいます(その1)
忙しさを上手に手放す思考術
本間正人
時間を効率的にとプレッシャーをかけ続けると、心が付いていけず、疲労感や無力感がつのる。
仕事と趣味の両立、仕事と家庭の両立、仕事と学習の両立、一人と誰かといる時間など。
アイデンティティ・ポートフォリオとは、「私はxx」を20個書き、その中から重要なのを5つ選び、円グラフで割合を書く。
いろいろなことを両立していることに気が付く。
今でも十分両立させているとまず自分を認め、ほめる。
「xx一筋」例えば、仕事一筋の生き方は意外ともろい。複数あるほうが豊かな生き方ができる。
複数あるとその比率を自分で加減することで、幸福感や充実感を調整できる。一つだけだと選択の余地がない。
「一日の時間を自由にデザインできる」と思うと、楽しみとゆとりが生まれる。
頭、心、身体のバランスをとり、心地よく生きる。
現在と未来をどう両立させるか。
先憂後楽という言葉があり、後楽園に残っている。農業がそうだが、我慢が大切で、将来のために今つらいことを我慢するという考え方。アリとキリギリスの話。老後は悠々自適。今はなんでも早くできることがえらい。
今を犠牲にするのではなく、今という時間に目を向ける。
例えばゲーム感覚でやる。「10分以内でできるか」を楽しむ。「やらなきゃいけない」「早くしなきゃいけない」では五感が発揮されていない。
「3分でごはんをかけこむ」と味覚や嗅覚が作動しない。
身体を置き去りにすると、腰痛で休むことになる。
ずっとデスクに向かっていても「伸びをする」。
人に対して、指示してばかりでは相手の心や身体に意識がいかなくなり、相手がどんな気持ちでいるのか確認できなくなる。
「今ここ」に意識を向ける。
頭が暴走すると、今ここにいて感じるとか味わうという感覚がなくなる。
社会の変化に適合するためにも「今を楽しむ」のは大切。
続きます。