「プロフェッショナルの働き方」を読んでいます(その10):なぜそうなるのかをじっくり考える
続きです。
普遍性の高い学び
応用力、一つの経験から普遍的なことを学ぶ。「自分で考えるよりも正解があるなら先にそれを教えて」と、表面的な答えを求める症候群が若者に蔓延している。原因の一つが検索、すぐに答えに到達するので思考すること自体が無駄に思えてくる。なぜそうなるのかをじっくり考える教育をしていない。
インドの学校は答えが合っているよりも、いかに人と違うクリエイティブな解き方をしたかが重視される。同じ意見は言わない。
ラーニングカーブが変わる。右肩上がりと階段との想定外について。
普遍的な学びができている人は、ノコギリ型、次の仕事でも応用できる。できない人はゼロから学び直し、キャリアが積み上がらず、環境の変化に振り回される。
気を付けることは「適応すれども同化せず」。
同化とは、新しい環境でそこにいる人と同じ、ゼロからキャリアを構築する。それまでの異質の経験を捨ててしまうのはもったいない。どの仕事にも応用が利く普遍的なものがある。その職場しか知らない人にはできない発想や、ものの見方ができる。
発言がぶれるのはよくないと思われている。変化に応じて柔軟にできることのほうが重要。なぜそうなのかが腹に落ち、心の底から納得できて初めて応用可能になる。なぜそうするのか、それにはどういう意味があるか。
続きます。