「なぜ、あなたの仕事は終わらないのか」を読んでいます(その11):長期の仕事は縦に切る
続きです。
全ての仕事をスタートダッシュでこなして、絶対に終えられる納期を導き出す。最初の2割の期間を「見積期間」としてもらい、実際には仕事量の8割を終える。
最初の2割で8割ができなかったら、期限を延ばしてもらう。
ラストスパートこそ諸悪の根源。
見積とは名目で、実際は全力で仕事に当たってみる。
詰まったら睡眠は唯一の手段。
長期の仕事は縦に切る。
本質は余裕を持つことであり、高速で次々と仕事を終わらせていくことではない。
目の前の仕事が終わるまで、次の仕事は引き受けない。
10日単位の仕事は最初の2日間。
1ヵ月や半年、1年と長期の仕事はどうするか。
まずは仕事を縦に切る。
例.本の編集者は一冊作るのに1年かかる。
1.原稿の執筆 5ヵ月
2.原稿の修正 3ヵ月
3.著者と編集者でチェック 4ヵ月
3つをさらに3つに切り分ける。
5ヵ月150日を50日x3つ
3ヵ月を30日x3つ
4ヵ月を40日x3つ
最後にさらに10日~2週間に切り分ける。
50日は16日x3つ
30日は10日x3つ
40日は13日x3つ
小さな仕事は依頼、打ち合わせ、企画立案など、16日くらい。
小さな仕事の中でさらに小さな仕事が現れることがある。
例.企画書作成に1日かかる。それを午前中に8割終わらせ、午後は流す。
手紙を書くのに3時間なら、ロケットスタートで1時間で8割終わらせ、残り2時間は流す。
続きます。