「仕事が速い人はどんなメールを書いているのか」を読んでいます(その9):効率を重視しすぎると感情面がおざなりになる
続きです。
打ち合わせ日程なら、24時間以内に届くのが一般的。24時間を超えたら問い合わせしても失礼にはあたらない。
〆切を少しでも超えたらすぐに問い合わせメールを送る。なぜか。
・時間厳守という原則に価値をおいている。
・遅れには断固とした態度で対応する。
というメッセージを伝えられる。
催促しない人がいるが、正しい対応とは思わない。
信頼関係は期限を守ることによって築かれる。
一度遅れることを許容してしまうと、「この人は許してくれる人なんだ」と思われる。
あなたからの依頼の仕事は、次から守られなくなる。結果としてあなたの仕事はどんどん遅れていく。
相手を責めるような文面にはしないこと。
返信がこないのは、相手がどう答えていいのか分からないのかもしれない。例.ご意見をお聞かせください。xxをどうすればよいでしょうか。
具体的に聞くべき。xxはAとBのどちらにしたらよいでしょうか。あいまいな問いにはあいまいな答えしか返ってこない。
相手の心の動きに関心を寄せる。感情に承認、共感を示す。人は自分の感情を理解してくれる人をぞんざいには扱わない。できるだけ協力しようとする。相手が感情を吐露したら無視せず拾う。
「大変でしたね、元気になってよかったです。」
「すごいですね。xxさんなら大丈夫と思っていました。」と励ます。
感覚的には20%増しで表す。
「私も心配です」と相手の感情を受け止める。「私もそう思う。あなたの気持ちが分かる。」同意・共感の言葉を添える。
効率を重視しすぎると、感情面がおざなりになる。メールにも感情を無視できない。相手を怒らせると急ブレーキがかかる。仕事が早い人こそ感情の扱いをおろそかにしない。相手の感情のケアとスピードが無関係ではない。
続きます。