「実践! ロジカルシンキング研修」を読んでいます(その5):ハイコンテクスト、涼しげな服とはどんなイメージか
続きです。
A4の白紙に
1.タコとイカの絵を描け
2.どんな食べ物が好き?
3.あなたの職場の問題は?
コンテクスト依存度
コンテンツは知覚可能な情報。言語化された情報だけでなく、表情、声の調子、肌触り、匂い。
コンテクストはコンテンツを理解・解釈する過程で付加される背景情報。
なぜこのタコとイカを描いたのか。なぜ空に飛ばす凧、イカには病院の絵を描こうと思わなかったのか。
脳がタコとイカを理解しようとした瞬間、タコというコンテンツがオクトパスだと認識する過程で、言葉の配列組み合わせが考慮に入れられ、大きな影響を及ぼす。これがコンテクスト。
医科だったら、漢字。表記方法もコンテクストとして機能している。
タコやイカを食べない外人は理解できない。
コンテクストが入り込みやすいコンテンツと、入り込む余地がないコンテンツがある。どのくらい影響を受けるか。
入り込みやすいものをハイコンテクストと呼ぶ。
例えば洋服を買いに行って、「どんな服?」「涼しげな服」と答えたときどんなイメージか。白いワンピース、ピンクのタンクトップ、黒のポロシャツ、白いTシャツ。
意外と日頃から、どうとでも取れるやり取り。
ニーズから外れた提案をする店員も多い。まともな店員だと、色は?シルエットは?と聞いてから提案する。この違いはビジネスでは大きい。
情報の具体性が増していくと、解釈の余地が狭まる。相手の解釈が広がらない具体性の高いコンテンツをローコンテクストという。
数字、写真、色見本、映像
携帯ショップには模型があり、サイズや重さが分かる。
究極は数字と映像。
続きます。