「ずるい考え方 ゼロから始めるラテラルシンキング入門」を読んでいます(その10):ドーナツを無料配布、ひと箱12個入りの理由
続きです。
金持ち父さんの水の話
ある村で水くみを募集、2人と契約した。
エドは湖からバケツで運んだ。ビルは半年後に建設作業員を連れてきてパイプラインを完成させた。ビルは投資家を見つけた。安定供給を売りに料金をエドの1/4にした。
エドは料金を下げ、運び手を増やしたがうまくいかない。
ビルは他の村にも販売、先の先を読みあらかじめ手を打った。
ドーナツ店の例
開店のチラシを受け取ってくれない。
ドーナツそのものを無料配布した。一人1個でなく、一人ひと箱12個入り。
昼にランチのOLを狙う。昼食後一人では2,3個残りは自宅に持ち帰るには箱が大きいので同僚に分ける。もらった人は店を知りたくなる。
行列で並んでいる人にも1個試食で提供、口コミで長蛇の列。行列ができることを確信していた。10歩先を見る。
水をバケツで運ぶ:ロジカルシンキング
パイプラインを作る:ラテラルシンキング
本当に正しいゴールか?
90年代イリジウム衛星電話、画期的とマスコミが取り上げたが2000年に停止。
別の通信方式が発展して安くなった。「どこでも通信できる」コンセプトは間違っていないが、歩き方を誤った。
続きます。