「すぐやる! 「行動力」を高める“科学的な”方法 」を読んでいます(その4:リモコンをリモコン置き場に置くと自覚する
続きです。
病院や工場のルールで使ったものは元の場所に戻す。
いつもと違うところにモノが置かれるだけで、脳がエネルギーを使い、ミスを誘発しやすくなる。
リモコンをリモコン置き場に置くと、取りに行ったとき自分は今からTVをみようとしていると自覚する。
モデルフリーシステムで自動のところに、モデルベースシステムが割り込むスキができる。脳は望ましくない行動を踏みとどまることができる。
「好きだからやめられない」は脳が仕掛けた甘い罠。「好きだ」というセリフが「すぐやらない」を作ってしまう。
「朝二度寝が好きなので」「夜中にお菓子が好きなので」「本当はこうありたい」という願望があるにも関わらず「でも好きだ」とやってしまう。
本当は好きでもない。感情は「情動=体の反応」がもと、呼吸が浅くなる、心臓がどきどき、鳥肌、冷や汗、などによって脳は感情を与える。
テレビを見るのが好きで辞めたくないと言っていた人の例。
リモコンの定位置を決めて、いつも同じ場所に置く。2カ月後、夜はほどんど見なくなった。朝は早めに起きてぼっと見る。脳から見ると、ついテレビを見てしまっている現状に対して、脳が「好きだから仕方がない」と理由付けしているだけ。あとから理由付けするのを「直感優先原理」という。
1カ月後、どうしても見たくなっちゃうと他人事になった。それまでは当事者だった。脱中心化が重要な一歩。脳の判断を無条件に信じなくなる。
エクササイズで、PCのモニターをこまめにオフする。見なくても視界に入るだけで、エネルギーの無駄遣い。作業の区切りでモニターを消すと頭がすっきりする。
続きます。