「すぐやる! 「行動力」を高める“科学的な”方法 」を読んでいます(その5):カフェでスマホを出さない
続きです。
カフェでスマホを出さない。
テーブルの上には手帳も本も置かない。「できればこれもやっちゃいたい」と思うと脳が惑わされる。
使い終わったものはカバンへいちいち戻す。
脳はできてもデュアルタスク。すぐにやるには一つに集中。
一つを終えた後、「次」にスムースに取り掛かるには。
体が動くと脳に伝わる。「フィードバック」がある。
会議が終わって資料をデスクに置くと、書類の色や音、重みが伝わる。
フィードバックの目的は、過去の自分の動きと、動いた結果とのずれを修正すること。作業をして、慣れてきたと感じるのがフィードバック。
次はもっと正確に書類をデスクに置くよう指令を脳に出す。
書類のずれを修正することに頑張ってしまうと未処理の山になる。
フィードバックの受け身のシステムに従うと、意図しない方向に頑張ってしまう。
目的を達成するためにどうあるべきか、予測して行動を決めるのがフィードフォワード。
例。領収証を保管するために紙に貼る。すばやく済ませたい人は多少歪んでいたり、順序が間違っていても構わず作業を進める。
整然と貼りたい人は、時間がかかっても列を揃える。
どうしたいのかによって変わるのは、脳が目的に合わせて結果を予測して行動するから。
自分は何のためにしているのか。フィードバックは過去、フィードフォワードは未来に働きかける。
決められた作業はどちらでも結果は変わらない。PCのデータ入力で、入力して間違えたら拾い直すフィードバックと、間違えないようにするフィードフォワードは結果は同じ。
自己裁量で行う仕事や、結果が読めない状況だとはっきり差が出る。
続きます。