「すぐやる! 「行動力」を高める“科学的な”方法 」を読んでいます(その6):フィードフォワード脳の作り方
続きです。
フィードフォワード脳の作り方
目標設定するのではない。脳が無意識にフィードフォワードを起動しやすい状況を作る。
会議の資料が机に積み上がっているとき、デスクをきれいにしようと目標を立てても脳は機能しない。「会議の資料」と「デスクのきれいさ」が関連付いていないから。
脳が次の行動を予測できるところまで「前の行動」を途切れさせない。会議を終えたら資料をとりあえずファイルにはさむ。議事録は直後に最初だけ作る。完成しなくてもよい。目的は、脳に「新しい作業の区切り」を見せること。次の作業が始まったところを作業の区切りとして脳に植え付ける。
何回か意識的にやっていくうちに、「脳の予測」の対象となり、やりやすくなる。次の作業に手をつけてからやめる傾向にあると脳に分析させる。
先行きが不確定な状況であればあるほど有効。脳が予測を立てるには、現状と将来像の関係を知らなければいけない。
資格にチャレンジ、新事業プロジェクト開始などいつもと違う状況こそ、「ちょっとだけ手をつけて行動を区切る」を意識する。
最初の一回は「次の作業に手を付けよう」と強く意識するが、次は自然に手を付けられる。
続きます。