「すぐやる! 「行動力」を高める“科学的な”方法 」を読んでいます(その13):脳はできなかったことに「罪悪感」を生み出す
続きです。
わざ言語を理解するためには、自分が使ってみる。100%理解できなくても少しでも実行してその感覚を言葉にする積み重ね。
すぐに取り掛かれない時、「やればできるのに」「始めればすぐ終わることなのに」と思う。忙しくて手が付けられない。面倒くさいと思う。
自身にわざ言語を使っている。課題ではなく、到達した状態を言葉にしている。「xxをやる」ではなく、「xxをやればできる」と自分に伝えている。
取り掛かっていない状態で、「やればできる」と唱えても、脳はどうすればいいか理解できない。
「いつも笑顔でテキパキ仕事をこなす」「よく気が付いて、段取り良く進める」、今の状況とかけ離れた状況を思い描き、「やればできる」と言い聞かせるのは、脳にウソをついている。
脳は、できなかったことに「罪悪感」を生み出す。ドーパミンによって次の行動に過剰に期待をかける。「次こそはきっとできる」と期待感があおられる。また失敗して挫折し、悪循環が起きる。
大きな目標への小さな一歩を踏み出せていても、「何もできていない」と全否定し始める。
ドーパミンの問題で、解決には「ここまではできる」と到達点を具体的にすること。現実にできていないことは脳に要求しない。
続きます。