外資系コンサルの知的生産術を読んでいます(その5):本当に問題なのか
続きです。
アンラーン 反学習、学んだことをまっさらにする。変化が激しい。
問いに立ち返る。問いを進化させる。行き詰まったときに問いをずらす。
あるべき姿を横にずらす。
例.陶器メーカーが箱詰めのおがくずを新聞に変えたら作業員が読むようになって効率が下がったので、視覚障害者を雇った。
ナポレオンはトウーロンの闘いで補給の要塞を攻略した。
問いを裏返す。現状とあるべき姿をひっくり返す。
例.ケチャップのハインツは、ボトルの底に残ったのを取り出しにくい。競合はチューブ、ボトルを止められない。提案は「出しにくいのは濃度が高いから」と強みとして訴えた。
本当に問題なのか。
用語を厳密に定義する。
例.通信企業の事業戦略で混乱、コンテンツビジネスの定義がバラバラ。怪しいカタカナ、オープンプラットフォームの活用、フラットな組織。
帰納法は前提が正しくても結果が正しいとは限らない。
前提1.ギリシャ人で死ななかった人はいない。
前提2.エジプト人で死ななかった人はいない。
結論.人はいずれ死ぬ。
そうなる蓋然性が高い。手がかりがまだ見つかっていない。
帰納法は今後も今までと同じだろうで、イノベーションと相性が悪い。
続きます。