成果を生み出す思考条件を読んでいます(その19):新規事業に求める人財要件ではない
続きです。
新規事業が成功しない原因と対策
ビジネスモデルがあいまい、ゴールが定められていない。
レベル3の人材は、その状況で最善の成果を出す人。日常業務では成果の再現性が高いがリスクを無意識に回避する。確実性で過去に実績のあるプロセスを志向する。
新規事業に求める人財要件ではない。
新しい商品、サービス、新技術を考え出すことはビジネスモデルではない。
課金の仕方、収支構造がビジネスモデル。
誰からどういう名目でいくらお金をとるか。
実際に払ってもらえそうか。商品価値の判断。
収支、経費がいくらかかり、利益率がどのくらいか。
課金、誰に対して、何を価値として提供するか。
他社と同じことをやるなら、圧倒的に安いコスト、価格の仕組みというアプローチもある。
レベル3人財は組織の中核を担うレベルだが、悪い影響を与える場面が新規開発。
制約条件の範囲内で最も高い成果へのアプローチを選ぶ。
制約条件を超えることは不可能にチャレンジすること。
現実的でない選択は排除するのがレベル3には適切。
制約条件を超える意図を持ち、制約条件そのものを打破して限界を超えるのがレベル4。
レベル3ばかりだと実現性が低い=悪い判断ととらわれる。新しいことには確実なことなど何もない。超えられない、潰していく。
続きます。