「無理の構造」を読んでいます:ルール化すると変化しても疑うことなく使い続ける
「無理」の構造 この世の理不尽さを可視化する
細谷功 (著)
を読んでいます。
非対称なものを対称と勘違いし、無駄な努力をする。
時間、自分と他人、見えているものと見えていないもの。
日常経験するものは左右対称、服、絵、写真、形や関係性。
AからBに行くのは簡単だが、BからAに行くのは簡単ではない、対称性の錯覚。
善と悪、反意語。
良いニュースは何年もかかるが、悪いことは一瞬。
1つの善時では世の中は変わらないが、一つの悪事テロで一瞬で変わる。
非対称を意識することはない。
悲観と楽観、悲観が賢そう。
同じと違う、同じは一通り。
変えると変えない、変えるには膨大なエネルギー。
知っていると知らない、知らないに戻れない。
満足と不満足、アンケートは大抵不満。
左右と上下、重力で落下。
一方向に作用する見えない力、メカニズムがある。
人間の根本的な性質はほぼ当てはまる。
知的能力が理不尽を生じる。
知識と思考の2つに分ける。
料理では、食材と調理。
完成品が次の料理の材料になる。徐々にネタが増えていく。
加工と思考、具体と抽象の往復で知を生み出す。知識の量と抽象度を上げる。
知識は減ることがない。覚えると忘れるは双方向ではない。
知っていると知らないも非対称、2択なら知っているを選ぶ。
例.選挙で現職、有名人。
具体と抽象、複数から意図をもって共通点を抜き出したもの。
例.言語、数、法則、仮説でモデル化、実験で検証
抽象化の不可逆性、一度ルール化すると変化しても疑うことなく使い続ける。
例.文法、もともと言葉を抽象化したもの、正しいのが文法で新しい言葉が文法に反していると間違う。
具体レベルから生まれた抽象レベルの決まりごとが、具体レベルが変化して乖離する。
続きます。