「無理の構造」を読んでいます(その2):減らすことには大きな抵抗
続きです。
具体と抽象がマジックミラーの関係。
抽象レベルが見える人には具体が見える。逆は見えない。
歴史や地理、具体的な暗記はいけるが、数学や物理、哲学にはついていけない。
シンプルに「xxすべき」と言う人と、「こういう場合」と反論する人。
具体と抽象の構図、現場を分かっていないとなる。
抽象の言葉は便利なので手放せなくなる。専門用語やカタカナ。理解した人は使い始める。
抽象化は境界に線を引く。固定化する。違和感を感じる。
具体レベルの人は、「抽象的で分かりにくい指示」。
抽象レベルの人は、「裁量で具体的なやり方を決められる」と肯定的。
売買の非対称で上下関係は、お金の自由度がもたらした。
会社と自分、批判する人は会社の外からものをいう。
会社の中に取り込まれている人は、従うしかないから愚痴になる。
言葉の定義が違う、砂上の楼閣。
理想と現実、運と実力、女と男、現在と未来。
人間心理の非対称性。逆方向には大変な労力。
厳しいもの、楽なもの。
思考状態、思考停止。
刺激はどんどん強いもの。
手に入れると手放せない。
生活レベルは上げると下げられない。
共通点は、
水は低きに流れる。
現状維持を望む。
増やすことには抵抗がないが、減らすことには大きな抵抗を示す。
印象は絶対値より相対的な変化。
価格は、絶対値よりも他社製品との比較や昨年との比較で決まる。
判官びいき、天才より努力、低学歴、たたき上げ、弱者を応援、アメリカンドリーム。
ヒーローと凡人、出世するのは後者。
教育は小さいころは前者、成長するにつれ後者。
個性を殺す圧力、上下で態度を変える、うそやごますり。
本音と建前、作り笑いは世界共通。
続きます。