「無理の構造」を読んでいます(その3):集団が個性のない集団に変わっていく
続きです。
実態は前者と後者は1対9。
あるべき姿は9対1。
「能動的であれ」と言われ、求められるのは受動的な人。
「新しい変化を望む人」と「これまでのままで変化を望まない人」の割合、
多数の挑戦しない人に支えられている。
挑戦者の割合はある程度以上にはならない。
常に必要な割合より少ない。
世の中を動かしている人と変える人。
発信している人と受信している人。
プレーヤーと観客。
自分で目利きできる人と同調するだけの人。
1割が世の中の方向性を支配し、君臨する。
世の中の論理は9割で動いている。
不可逆性、湯は冷めることがあっても熱くならない。
振り子は遅くなる、振れ幅は大きくならない。
いつで逆に戻せると思っていても、多大なエネルギーが必要。
こんなはずではなかったとなる。
成者必衰いずれは劣化に働いていく。
エネルギーはエントロピーが増大、エネルギーが劣化する一方。
熱は高いところから低いほうへ。
電気や位置エネルギーは熱へ不可逆的に移動する。
分子が偏った分布から乱雑な分布に。
水にインクを垂らすと広がる、人の集団も同じ。
没個性化、集団が個性のない集団に変わっていく流れは不可逆的。
ベンチャーと大企業。
成熟していると年配から見ると自分たちよりも個性がないように見える。
続きます。