「IGPI流 経営分析のリアル・ノウハウ」を読んでいます(その7):下請けは2%でも成り立つ
続きです。
携帯は普及率が高まるほど利便性が高まる。
当時1千万台で頭打ちの予測が多かった。
加入時のコストと利用料金で普及率を説明できる。0円ケータイ。普及がさらなる普及を呼ぶネットワークの外部性。SNS,ソーシャルゲーム。
スイッチングコスト、マイレージ、家電店のポイント。
化粧品は肌を痛める不安で利幅が取れる。
BtoBの産業機械は顧客メーカーの都合に合わせて製造している。不良のリスク、メンテ体制替えの手間、社内の空気を換えるエネルギー。
局所的な独占、シリコンバレーのMS、アップル。
駅ナカは賃料が高い、鉄道の運賃は規制。
銀座の老舗は生き残っている。
アパレル、宝石、バッグ、小物、大資本と競合。
ハイエンドの顧客の集客に有利、老舗は不動産をもっている。
立地の影響を受けるビジネス、小売り、外食、賃貸ビルだけでなく、産業材、生産財も。
鉄鋼メーカーは消費地への物流コスト。
セメントはどんどん固まるから建設現場に近いほうがよい。群馬より東京、都会にセメント工場がある。
立地を占有すると後発は不利。
町工場、下請けと自社ブランドの違い。
開発、販売の企業の利益率は10~20%ないと危険。
下請けが20%はあり得ない。2%でも成り立つ。
下請けが大事にするのは利益よりも取引が続くか。
系列全体で利益を割り振っている。経営分析よりも欠陥品質管理のほうが重要。
系列取引は自社の管理コストを下げるため。組織が大きすぎると崩壊する。部品や素材の仕入れをオープンマーケットに頼る場合、仕様を完全に固めないと発注できない。開発の自由度も制約を受ける。すり合わせはクローズドな系列取引だからできる。
続きます。