「IGPI流 経営分析のリアル・ノウハウ」を読んでいます(その8):水平分業に特化したグローバル企業が登場する
続きです。
水平分業になった。特化したグローバル企業が登場する。圧倒的にマーケットシェアを握ると下請けは歯が立たない。電機は既に水平分業、インテルはもうかっているのにルネサスはもうかっていない。
電気自動車はすり合わせがいらない。最終メーカーより、マーケットシェアが高い企業が儲かる。
トヨタよりデンソーが利益率が高い。系列何%、オープン何%が大事。
R&D,原料の川上から小売りサービスの川下までのバリューチェーン全体が黎明期、発展、成熟、消え去る。
LED照明、液晶テレビ、DVDプレーヤー、ケータイは初期は電話会社と共同開発、研究所に各メーカーが机を並べていた。高機能のケータイはすり合わせの垂直統合。成熟すると製品の価値を向上しても顧客価値の増分が減っていく。不満がない。コストが圧倒的に安いグローバル企業が登場する。
垂直から水平に変化した例、ユニクロなどSPA。
定価で稼ぎバーゲンで処分するので売れ残りリスクを価格に転嫁するので定価が高い。
SPAは発注~店頭の時間を短くして、売れ行きを見ながら製造を調整できる。売れ残りを減らし、定価の比率を劇的に向上している。
価値配分を得られるポジションに居続けられるか。
続きます。