「問題解決 ― あらゆる課題を突破する ビジネスパーソン必須の仕事術」を読んでいます(その12):問題所在マトリックスに論拠を入れる
続きです。
議論が逆戻り、話を蒸し返すので、論拠を合意形成する。
「昼がすいているのが問題」に、「朝のほうが問題」と言い切れる。
論拠付け、4つ。①増減が大きい、②改善可能性が大きい、③全体への割合が大きい、④波及効果が大きい。
どれが重要かは問題による。
カフェは①減少が大きいを特定するのが一般的。全体で最も減少している。
違う視点で、全体の売り上げが伸び悩んでいるなら、②が重要、伸びしろが大きい。
中長期なら④、満足度で口コミ、女性客増が男性客に波及。
論拠には強い情報、定量、対前年25%減。
問題所在マトリックスに論拠を入れる。
複数の組みあわせで絞り込む。①構成比率が高い、②落ち込み、③伸びる余地あり。
CD-R 売上の42%、4年で16%減。
DVD-R 売上の23%、59%伸びる余地あり。
業務用ビデオ 売上の10% 17%減、24%伸びる余地あり。
結果を見て、部長は「直感がずれていた。営業部はDVDが成長事業なことからそこが問題の認識が皆無、野放し。」
続きます。