「予定通り進まないプロジェクトの進め方」を読んでいます(その3):仕様は依頼する側が無意識に、善意で指定してしまう
続きです。
意見交換の場のルールを守る。
受ける側が栄養価も考えるべきと提案するのは自由。
了解を得ず有機野菜のチャーハンを作るのはやり過ぎ。
依頼する側が、中華鍋のサイズは特大と過程に提案するのは危険。
要望は手段とセットが多い。
手段の知見が不足しているため、「Aを通じてBをしたい」に矛盾があり、後で明るみに出る。
要望はBで、Aではない。
整理がつかない。
要求を当たり前と相手に求めるのはトラブルのもと。
起きたあとに当たり前と提示するのはルール違反。
訴訟になるのはすれ違いが多い。
当たり前が食い違う。
裁判はどちらが怠っていたかで判断。
要件は要求をかなえるために実現する内容。
「何が欲しいか」と「どう作るか」の境界。
精度が低いと影響が甚大。
仕様は依頼する側が無意識に、善意で指定してしまう。
矛盾があると仕様を明確に記述できない。
要望なのか仕様なのか区別がつかないと認識の齟齬が生まれる。
要件を言語化するのは苦手だが、設計には口を出す人は多い。
続きます。