「予定通り進まないプロジェクトの進め方」を読んでいます(その4):自己流ではたどり着けない
続きです。
クリティカルな工程は設計。
正しいところにいきなり到達するのは不可能。
設計して作って動かして、もう一度要件を考え直す。
その結果でもう一度。
本当にやりたいことが見えてくる。
新商品開発は、最大の未知は「顧客の要求が見えない」。
売り出したら的外れはよくある。
群盲象を撫でる、完全に全体を見渡すのは不可能。
部分を見て全体に影響のある意思決定を行う。
未知を既知にする過程で前提は変わる。
遅れは、いかに遅れているか、クリティカルかが大切。
プロマネのノウハウ、フレームワーク、ツール、考え方で最も困難なのは、どこからどう手を付けるか分からない。
ツールは使うことが目的になることが多い。が使えるなら役にたつ。
PMBOKは使えるかは、自己流ではたどり着けない。
プロジェクト憲章作成、誰がどんな意思決定、どんな作業、範囲はどこまで。
困難さは統制がきかないこと。
PMBOKの利点は網羅性、自己流はいきなりタスク表作成、後でちゃぶ台返し。
莫大なリソース消費は、PMBOKは絶対に網羅とは言っていない。テーラリングを推奨。
プロジェクト管理方法は人同士の認識合わせのためのもの。
必要になる状況
・関係する組織階層が多い
・メンバーが多い
・予算規模が大きい
・高い複雑性が事前に明らか
・PMBOKが合意されている
続きます。