「予定通り進まないプロジェクトの進め方」を読んでいます(その16):類推、よく似た問題を関連付けて考える
続きです。
一つの施策に固執しない。施策が目的化する。
母ネズミの栄養の取り方は、子の排泄物を食べる。
事象に心理的バイアスがかかる。
新規事業の後追いは多い。
施策は業界紙などの事例を参考にする。
状況に癒着しているので自社に当てはならない。
効果がでずダラダラ続ける、早々と見切る。
アナロジー、類推、よく似た問題を関連付けて考える。
問題:医者で胃に悪性腫瘍、手術は不可。
放射線で破壊すれば完治する。強度で健康な細胞も破壊する。
問題:消防士が歴史的価値のある古い家屋、中央から火。
窓から中へ放水できる。
一か所だと勢いが強すぎて窓枠が崩れる。
家を壊さず火だけを消すには。
2つの問題は具体的には異なるが抽象的には同一。
前者の経験がなくても後者の経験があれば思いつく。
元禄寿司はビール工場のベルトコンベアから回転ずしを着想した。
マジックテープはくっつき虫のかぎ針にヒントを得た。
続きます。