「プロフェッショナルの働き方」を読んでいます(その3):
続きです。
単純化できる仕事はプロフェッショナル化できない。
プロフェッショナル化に向く仕事の特徴は以下のとおり。
1.上司より顧客が大事、顧客には社内顧客を含む。
2.分業で細分化された一部でなく、自己完結できて自分で価値を生み出せる。
3.同じことの繰り返しでなく、個別の事情へ創意工夫が求められる。
21世紀の特徴として、
・仕事の内容や環境に想定外の変化が起こる
・高度な専門性が求められる
がある。
経済成長しなくなり、生産の余剰が解消されない。その結果、リストラや事業売却、事業撤退が起きる。デジタル化がスキルを置き換える。例.電気自動車では内燃機関のスキルは役立たない。
専門性は過去の経験や実務の積み上げでは身につかない。ジェネラリストの余地は残っていない。
想定外の変化で、専門性が勝負できなくなったら、手も足も出なくなる。
長期的かつ具体的なキャリア目標を定め、そこに向かって一歩一歩進んでいくという、かつてのキャリア構築手法は、機能しないどころか弊害のほうが大きい。
プロフェッショナルの典型であるコンサルティング・ファームは、かつては出世してパートナーになって一人前。今は大手を飛び出してフリーで働くなど出世より第一線で働く。
続きます。