「予定通り進まないプロジェクトの進め方」を読んでいます(その12):未知の多いプロジェクトは発見的探索しかない
続きです。
3つのメリット。
1.認知リソースを低減。
変化する状況への対応、出来事の外在化表現。
2.変化を破格、勝利条件・施策の辻褄が合っているか分かる。
変化しないと捉えがち、知識、カルチャー、スタンス、無形。
重要度より緊急度を優先しがち。
変化を記録し、辻褄が合っているか。
3.メンバーとイメージや筋書きを共有。
ゴールまでの道筋やイメージをもつのは困難。
米軍から「ソ連が水素爆弾でニューヨークを攻撃したらどうなるか、避難できるか」を依頼されストーリーを描いた。
シナリオの目的は状況説明の詳細、イメージ、筋書きを提供すること。シナリオプランニング。
数量化できない問題が発見され、イメージ共有に役立った。
メンバーは自分の活動がどんな意義・影響を持つか分かる。
目標・状態・手段
目標が勝利条件。
状態、施策や結果の事象。
手段、施策や中間目的。
まず問題を理解可能な形に表現する。
解を求めるより、探索とプラン。
探索は、暗闇の迷路をゴールに向かう、壁を手で触る。指をなめて風を探す。思いつき発見的探索。
未知の多いプロジェクトは発見的探索しかない。
場当たり的と批判を受けるものではない。
時間を掛けられない場合、プランがある。
休日をどう過ごす、登山ルート、買いだしジム、髪を切る、カフェを考える際、午前が空いているかなど考えながらプランを立てる。
カフェが満員かも、がちがちに固めるのはお勧めしない。
不測のとき、「カフェは後回しで買い物」の局所的プランの2重構造がよい。
続きます。