「予定通り進まないプロジェクトの進め方」を読んでいます(その11):WBSやガントチャートに欠けているのは、状況の変化を記述・把握・共有する手法
続きです。
兵棋演習、ミリタリーシミュレーション。
将棋では感想戦、振り返りで指さなかった手のシミュレーション、最善手。
逐次変化する状況が可視化される。
WBSやガントチャートに欠けているのは、状況の変化を記述・把握・共有する手法。
最終ゴールでなく目先。
やるべきことでなく、できること。
できる理由でなく、できない理由。
眼前、局所的。
勝利条件はプロジェクトのゴール。
リソースが廟算八要素。
メンバー人材、予算規模、納期リードタイム、クオリティ・機能、ビジネスモデル、環境、競合、外的。
廟算とは古代中国で戦争を始める前の作戦会議。
中間目的はゴールを細分化された目的。
CSF,主要成功要因。
中間目的のための施策。
最初に勝利条件、廟算八要素、中間目的、施策の4つを記述する。
1局面1シートで結果を記述する。
どのような反応、フィードバックがあったか。
想定を超えた結果をもたらす以上、記録し、受け止め、評価し、対策を講じるか中止するか、そのままか、考える。
事象の記述が第2局面、中間目的や施策変更が第3局面。
はっきりしている部分的な情報を書き出し、図にする。
表現が音楽なら楽譜、棋士には棋譜、プログラマーにはオブジェクト図。
続きます。