「実践! ロジカルシンキング研修」を読んでいます(その17):ロジックツリーは不評、難しい、使えない
続きです。
ロジックツリーは不評、難しい、使えない。用途に誤解。
難しい問題に使うものと思うが、毎日使うテクニック。
物事を分解して捉えるフレームワーク。
難易度、難しさの正体は、複雑性。
異なる要素が含まれると難しい。
1つ一つは大して難しくなくても、集まると難しく感じる。
脳は同時並行で処理できない。多くても9つ、少ないときは4つ。
16個あるなら、2つに分ける。8個ならできそう、まだならさらに4つに分解し、個別撃破する。
例.CS向上、大きなテーマをそのまま解決しようとする2つの傾向。
1.一発で解決できる完璧な答えを探す。
法人客と個人客、購買活動が違う。
スマートフォンと冷蔵庫、使う人、期間、場面が違う。
2.すべてに共通の対策にするとハイコンテクストになる。抽象的になる。具体化しようとすると異なっているから考えられないのでおまかせ。
思考停止かムダな対立で疲弊する。
ムリに一致させようと、対立してしまう。
スマートフォン担当は細かなアップデートを提案、冷蔵庫担当は不満、両者が納得できる結論を出せない。
問題を大きく捉えようとするので、要素に分けて議論。
分科会に分けて運営。
発電機、インフラなどインフラのビジネスと、ITやネットワークのビジネスで分ける。スパンが何十年と数カ月で全く違う。
個人客でも白物家電と情報機器で使用期間が違う。
商品とサービス、価格や納期、アフターサービス保証も分ける。
担い手が異なる。
全社に共通のプランと、部門別のプランに整理したらあっという間に解決。異質のものを混在させたまま議論すると両立する必要もないことを両立させようとする。
続きます。