成果を生み出す思考条件を読んでいます(その11):部分的なら運用で
続きです。
削減するために不安をあぶりだす方法。
「その部分がなくなったらどうなるか」を考える。
必要性を判別できれば、一時的に忙しいときに、中断を即断できる。
この業務は「いつでも削ることができる」と特定できていると、負荷調整が楽になる。
コツはいきなりゴソッと減らさない。分解して部分を引き算する。不安に心が弱いので抵抗するから。
やらなかったらどうなるか引き算してみる。
議論の意味・前提
①目的、②複数の案がある、③案が対立している
が成立していないことが多い。
①の目的が共有できていない。
②唯一の案に反対が出ても解決案が出ない限り、議論にならない。
③なぜ対立しているのか分からない。
相手に反省させないと気が済まない人がいる。目的は自分の意見に同意を得ることで、相手に火を認めさせることではないはず。無用の対立。
問題が起きたとき、仕組み側か、運用側かの判断の癖をつける。
判断基準は問題の及ぼす影響範囲。
多くの業務なら仕組みを見直す。
部分的なら運用側。永続的か一時的か。
運用を通じてPDCAを回してから仕組み側でも遅くない。
仕組みはコストがかかる。
柔軟に改変しにくい。
偏りはある。本社は何でも仕組みでやろうとする。経営も。原因は多くの人を一律に管理したいから。
運用を現場に任せるのが不安だから。
都度対応が面倒だから。
たった一つの事例で仕組み化し、むしろ問題が出るケースはよくある。
続きます。