「仕事が速いのにミスしない人は、何をしているのか? 」を読みました(その3):マニュアルに正しさを追求してはいけない
続きです。
うっかりミス対策、例えば
会議の開始時刻を勘違いして10分遅刻。
任された事務仕事を忘れていて慌ててやった。
脳は「頑張らないとできないこと」や「新しい挑戦」に集中できるように、「たいしたことないこと」「簡単にできること」は活動領域から押し出すように出来ている。「ついうっかり」は脳が正常に働いている証拠。
ポストイットとTODOリスト
重要な順、期日が近い順に貼っていく。
「重要なもの」「すぐにやるべきこと」ほど手前に来る。
タスク管理アプリは便利だが、終了後の捨てる感覚に優るものはない。
マニュアル化
「マニュアル人間」は応用が効かないというネガティブな意味で使われる。がマニュアルは必須で、誰もが正しい手順を辿れるから。
なぜマニュアルに正しさを追求してはいけないか。
良いマニュアルと悪いマニュアルがある。悪いマニュアルは、分かりにくい。正確さにこだわるほど悪いものが多い。目的は仕組み全体を理解することではない。より少ない労力で正しくできること。
例.赤、白、黄、黒の4本の電線をつなぐ。
「赤は白の後、黄は黒の後、白と黒はどちらが先でもよい。
は間違い。面倒でマニュアルを見なくなり、失敗が生まれる。
「黒、白、黄、赤の順」なら、100%正しいとはいえないが、誰でもできる。
正しくなくても、その通りやったらできるのが良いマニュアル。
マニュアルを見ているのに失敗したり、迷いが生じたら、悪いマニュアル。
続きます。