「すぐやる! 「行動力」を高める“科学的な”方法 」を読んでいます(その3):買い物中に商品を手に取って棚に戻すと脳が消耗する
続きです。
帰宅したらテレビを見るのをやめる、毎日の我慢は苦痛。テレビを前にしてテレビを見ないと宣言するのは、脳を「テレビを見るモード」にしてから無理にテレビを奪おうとする行為。
やってはいけないと念じたことをやってしまうと、脳は「すぐやらない」ようになってしまう。
「やってはいけないことをやってしまった」ときの罪悪感が「すぐやる」の天敵。
罪悪感は脳内のドーパミンをキャッチする部が活性化して期待感が高まる。「とても価値あるものだ」と評価する。
例えば、謝ることは大事と評価し、脳は大きな満足感を得る。
原因は解消されないので、謝ってもまた「やってしまう」悪循環に陥る。
なぜ脳は一瞬で「すぐやらなくなる」のか。
無意識にテレビをつける流れに気づく。
脳の「モデルフリーシステム」、のどが渇くとコップに自動的に手を伸ばす。他人の飲み物には手を伸ばさない。前頭葉で一度吟味し、ストップ、ゴーサインを踏みとどまることができる、モデルベースシステム。
前頭葉が損傷されると、なんでも手を伸ばす。
何かを見たとき、「やるかやらないか」のせめぎあいが起こっている。
買い物中に商品を手に取って棚に戻すことが、脳内で起きている。
エネルギーが無駄遣いされ、脳が消耗する。
無意識のTVを始めないためには、リモコンを見ない。
続きます。