時短のために「先延ばしにしない技術」を読みました(その31):平均の法則は断られるたびに1/20の売り上げを稼いだと考える
続きです。
ある目標に集中すると、それ以外を無視するようになることを選択的注意集中という。目的だけを考えて他のことをするなということではない。誰と何をしていようが、それと目標を関連付ける。
断られることを深刻に考えず、大きく傷つくことがない人達もいる。
平均の法則とは、例えば車のセールスマンが20回に一台売れるとして、断られるたびに1/20の売り上げを稼いだと考えること。
一度断ったら、その決定を簡単には変えられないのが人情。人は一貫性を保とうとする本性がある。一度嫌と言ったらなかなか意見を変えられない。
十分な大義名分を提供しさえすれば、相手は意外に簡単に態度を変える場合が多い。相手の内面に少しずつ変化が起きる。そうしてある瞬間大義名分が十分に満たされたと思ったとき、変化が外に現れる。大部分の人はこの臨界点を待てずにあきらめてしまう。
動かない相手を説得する3つのステップ
1.相手の身になって考える。
2.臨界点を仮定するにしても、いつも同じ方法を繰り返さない。
3.大義名分と理由を提供する。
人間は理由を求める。喜んで態度を変えたくなるよう、大義名分を提供する。
人は決して失敗しない。ただ途中でやめているだけ。彼らの臨界点はどこにあるのか考える。
アクション:これ以上やっても仕方がないとあきらめたことを探す。あきらめずかなえた人と自分のどこが違うか考える。説得を諦めた人を一人選び、臨界点があるとして変化を起こす方法を見つけよう。
続きます。