「プロフェッショナルの働き方」を読んでいます(その5):Whatには正解はないので仮説を立てる創造力が必要
続きです。
規範的仕事観とは、国や社会をよくしたい社会規範、サラリーマン的な会社規範などある。会社は刷り込もうとするのでこればかりが強くなるが、プロフェッショナルには慣れない。
仕事規範とは、仕事で価値を提供すること。
世代継承規範とは、若者を育てること。一定年令以上になったら加えるべきもの。
若いうちから損害回避的功利性が高いのは、テクニックを重視した就職活動の弊害。キャリアを損得で考えている。回り道や無駄、苦労を避けようとする。
ゲームと一緒で、誰がやってもすぐにできるものはすぐに飽きられてしまう。奥深さがない。
仕事は自分のためではなく、人のためにやるものという認識がないと充実感や満足感が得られない。
仕事をプロフェッショナル化する
プロフェッショナルの仕事がどこかにあるというのは間違い。自分で自分の仕事をプロフェッショナル化する。
自立性
What->How->Do->Checkのサイクルを自分で回す。
必要なのはWhatの構築力。日頃から考える習慣がないとできない。
Howは知識・経験、論理的思考
Doは実務スキル、行動力
ホームパーティの例でいうと、顧客はパーティの参加者、提供価値はおいしかった、楽しかったという気持ちになってもらう。
Whatは、何の料理でもてなすか。制約条件は、キッチンの設備で、オーブンがないとローストチキンはできないなど。時間や技術、予算もある。自動的に正解が得られるわけではない。最低条件はある。
Howは、料理の仕方や段取り、ステーキは常温にするなど。
Doは、Howに従って実際に料理をする。頭で理解するだけでなく、スキルも必要。
checkは、見送るときに、さりげなく感想を聞く。
次はどうしようと考えると、Whatの構築力はどんどん良くなっていく。Whatには正解はないので、仮説を立てる創造力が必要。これがプロフェッショナルには必須。
高めるためには常にWhatを考え続ける思考習慣で、日頃から問題解決のアイデアをメモに書き留める。
続きます。