「プロフェッショナルの働き方」を読んでいます(その16):スペシャリストにはなれてもプロフェッショナルにはなれない
続きです。
ゲゼルシャフト:目的や利害のための人為的な集団
ゲマインシャフト:地縁・血縁、自然発生的な集団
会社がゲマインシャフト化して問題を起こす。キャリアにはゲゼルシャフトが重要。ヨコ社会は欧米の職業団体や中国の同郷コミュニティに見られる。
転職で前の会社とつながりを切らなければ人脈が広がる。
キャリアを振り返ったとき、そこに自分らしさを感じることができる。自分の背骨が生きている。個性が透けて見える。
5年後、10年後のキャリアゴールを意識していたかは相関が低い。プロフェッショナルらしいキャリアに必要なのは、長期的なゴールではない。鍵は何か、2つのパターンがある。
1つは専門性の深堀りから幅を広げるパターン。
もう一つは、幅広い想定外の経験から絞り込む。モノづくりに多い。狭い範囲だけだと10年もすれば変化に対応できなくなる。このままだとスペシャリストにはなれても、プロフェッショナルにはなれない。
並行して幅広い能力を必要とする仕事も行う。
例.製造コストや設計だけから製造工程や売り方まで視野に入れる。他部門の協力が必要になり、ヨコのリーダーシップが必要。自分から積極的に手を打つ。
キャリアの途中で全く関係のない部署に異動したとき、どんな仕事でも主体的に取っ組む。乗り切ることができるという自己効力感。年齢とともに自分らしいキャリアに絞り込んでいく。
続きます。