「実践! タイムマネジメント研修」を読んでいます(その4):一気に集中が高まるのに5分から10分
続きです。
「たいしてはかどらないのでは」「時間は違うよ、脳はそんな風に動かない」が普通の反応。
横軸に時間で4時間ごとの目盛り、縦軸に処理量、これは累積ではなく瞬間の処理量。グラフで脳の稼働率の推移を書いてください。
人によるが右肩上がりでピークが続くがダラダラ下がる。ピークと休みを繰り返す波型。典型的なのは片寄り富士山で、スタートはいきなり全開といくわけにもないので下から、だんだん集中力が高まり上がっていく。ピークが開始から30分から1時間後。ダラダラ落ちる。最後の1時間から30分でラストスパートでぐっと上がって帳尻を合わせてゴール。
立ち上がりのピークに達したあたりに縦に線を引く。作業開始後30分くらいで上司に呼ばれると無意識に舌打ちをしている。ここで中断すると、せっかく立ち上げた30分が無駄になる。
実は脳はこんな風には動いていない。一気に集中が高まるのに5分から10分。1日10分で腰痛が治る本が売れるのは治っていないから。1ヵ月で治った。毎日それができるくらいなら悩まない。毎日というのはそれくらい大変。5分は結構いろんな事が出来てしまう長さ。10分を過小評価している。
続きます。