「すぐやる! 「行動力」を高める“科学的な”方法 」を読んでいます(その7):参考書を出し1行目に日付を書く
続きです。
資格試験に挑戦しても忙しくて勉強できない。残業が多く帰宅が遅い。帰宅するとリビングにカバンを置いてダラダラ。
帰宅してカバンを置くことで行動が区切れている。アドバイスは、帰宅したらカバンから参考書を出し、1行目に日付を書く。書いたらあとは自由にダラダラしてかまわない。
1ヵ月後、残業で帰宅も遅い。毎日30分の勉強時間は取れている。0分が30分まで増えた。満足か聞いたら全然ダメ、睡眠不足も解消していない。
体調が悪くなると気づくが、状況が良くなると悪かったときを忘れてしまう。いつも最悪と感じているときは、本当に最悪ではない。過去と今を対比できていないだけ。
設定した目標通りに行動できているかでなく、能動的にコントロールできているかに目を向ける。
「すぐやらなくなる」サインに気づく。フィードフォワードが活用できているか。
脳は皿洗いに取り掛かる様子を予測できなくなっている。食事を終えたら皿を1枚だけ流しにもっていき洗ってみる。1枚でも皿を「すぐ洗う」ができると、脳は食事を終えて(現在)から、皿を洗う(将来)」までの関係が分かる。
皿が流しに溜まった様子を見せない。手に持った1枚をそのまま洗う様子を見せる。今の脳は食べ終わったら、皿を置いたままにすると予測している。
動作の区切りを分かりやすくしておく。先行きの不確定さを和らげる。
続きます。