「実践! タイムマネジメント研修」を読んでいます(その11):できることよりもやるべきことの方が低いことの方が圧倒的に多い
続きです。
上司からデータシートを渡される。商品Aのアンケート結果で、男女12人がQ1,Q2にYes,Noで答えたものを資料にする。
24人いれば24通りのアウトプットになる。指示した上司のイメージは1つしかない。
上司のイメージと自分のアウトプットを比較、思い込み、確認不足、曖昧な支持。
上司の期待に対してやり過ぎ、本来必要のない時間を使い、半数の人は納期を守れない。直接的な原因が思い込み。
過剰品質、ただのやり過ぎ。
上から下へ頼むと7-8割が過剰品質になるのが普通。適正品質に戻すと業務に全く影響を与えず人員を大幅に削減できる。
なぜやり過ぎになるのか。
悪いクセで、与えられた資源からアウトプットを推測する。最も影響を与えているのは与えられた時間。15分と与えられると15分くらいかかるアウトプットのイメージをしてしあう。データが混乱を招く。
2つの傾向を自覚する必要がある。
1.できる限りのことをやろうとする。
与えられた資源を全部使うとどこまでできるかと考えるのが無意識の癖。限界まで品質を高めようとするのが普通。
それの何が悪いのかと質問がでる。
「やるべきことをやる」は、ニーズ・要望に応えるのがやるべきこと。
「できることをやるんじゃない。やるべきことをやるんだ」というセリフは、やるべきことの方ができることよりも高いイメージ。現実は逆で、できることよりもやるべきことの方が低いことの方が圧倒的に多い。
続きます。