「すぐやる! 「行動力」を高める“科学的な”方法 」を読んでいます(その12):普段から例える練習をする
続きです。
管理職は相手の話に良しあしを判断しがち。経験的な言葉は出てこない。
まずは相手の話を判断するのを止める。
上手な人は何かに例えるのがうまい。「まるでxxだね」「それってxxみたい」と
ジャンルが異なるが要素が同じという言い換え。
これまでに経験した動作を分解して、そのパーツから合うものを選び出し、新たに組み立てる。
普段から例える練習をする。
組織の運営をサッカーに例える人は、本人が置き換えにより体の動かし方が分かり、脳をすぐやる状態にできる。
どんな分野も要素は共通しているので、自分の得意な分野や好きなものに置き換える。脳は体の使い方をイメージできる。
脳が発する言葉は、
外言語:口に出す
内言語:頭の中だけでつぶやく
に分かれる。聴覚でフィードバックされると強い。
野球で、「xセンチ右にずれた」と口に出すと、無意識に修正される。体を修正するのではなく、脳を修正する。
能内でネガティブなつぶやき「うるさい、面倒、大変、いやだ」をするとすぐやらない状態になる。
自分の体験からの言葉は、できている人にしか伝わらない。
「わざ言語」、自転車の乗り方、スポーツや伝統芸、専門能力の伝承に使われる。言葉では説明しにくい技術の伝承。共同作業で自分の感覚を他人と共有、協調する。自分がうまく言った感じを相手にもつきつける。
自転車に乗れない人に説明しても伝わらない。
出来る人の話も同じでできるようにならない。できる人がコツや感覚を言語化すると、「もっとわかりたい」という学びの姿勢になる、フロー体験、没頭している状態。わざ言語にはフロー状態を引き起こす働きがある。
続きます。