「IGPI流 経営分析のリアル・ノウハウ」を読んでいます(その6):欧米を先進的と信じて日本で大失敗
続きです
密度が高まる範囲での拡大は効率が高まる。
商圏が飽和すると効率が下がる。
適正な規模を超えると自滅する。
仕組みの進化、IT,セントラルキッチン、物流センター。
ネットでもデリバリーがあると密度との闘い。
守りは堅い。大手や外資が来て、新規事業や規模拡大で自滅する。むしろ地域密着。ドミナントを守る。
規模でなく密度。
駅前の立地に恵まれているので集客に困らない。人で販促で稼ぐ。
地方は限られた店員で稼ぐ工夫。モールへ出店、チラシ、POP、広い駐車場。
立地と家賃で手法が異なる。
スーパーは店員が少ない。
テレビやエアコンは情報の非対称性が大きく、説明を聞いて購入する。
日用品は選択に説明を聞かない。
広域展開する家電量販は共有コストは薄い。物流の割合も低い。
バイイングパワーが効いている。本来の規模の経済には含まれない。
交渉力。需要減で過当競争、強い販売力のパワーは劇的。
多数のメーカーを競わせ、有利な条件を引き出すゲーム。
米ウォルマートはサプライヤーを絞り込んで特定品種を大量生産させ、規模の経済でコストを下げさせた。利潤をサプライヤーとウォルマートで分け合う。品揃えは豊富でない。
欧米を先進的と信じて日本で大失敗。
複数の企業が集中購買、バイイングパワーは代表的な戦略。
売り手の構造や需給の切迫度で大きく変わる。実態を個別具体的に把握することが大事。
価格、売り上げは競争相手、顧客の出方に規定される。
BtoBは顧客がほぼ経済的。
BtoCは流行、トレンドが目立つが、合理的行動も。
一見流行に見える欧州のブランドは、供給調整と価格維持によってイメージを維持している。
続きます。