「実践! ロジカルシンキング研修」を読んでいます(その7):六大禁句、促進、推進、強化、向上、改善、徹底
続きです。
アメリカではおごってやるというと、タコドルのメキシカンビーンズタコスにアボガドチリソースと具体的に言う。誘う側の意見には左右されない。
日本ではNoと言っているんだけれど、言い方が違う。遠まわし。
相手の口からNoと言わせた方が丸く収まる。
六大禁句、促進、推進、強化、向上、改善、徹底。
下向きだと削減、提言。
実行系だと遂行、達成、完遂。
何とか化だと、標準化、共有化、見える化、効率化、グローバル化。
この抽象度は中身のないスローガン。
「具体的には?」と自問自答して言語化する。
5W2Hのうち、Whatどんなと、How Muchどのくらいは必須。
工場に「安全対策の強化」と貼ってあったら、「どんな対策をどこまで強化するのか?」、どのレベルがゴールなのか。多くの人は絶句する。
私たちは言葉で考えるので、言葉に出したところまでしか考えない。ハイコンテクストでは中身を考えていない、論理的よりそもそも考えていない。
続きます。