「信頼関係と動機づけの基礎」を読んでいます(その7):報連相で何を聞くか
続きです。
例.商社に入社し、営業からすぐ経理へ異動でモチベーションが落ちた。指導員が「どんな仕事がしたい?」に「海外で何十億のビジネスをしたい」「じゃあ経理でラッキーだね」「大きな商いには必ず融資やリースが付いてくる、資金まで面倒を見るのがほとんど」、「経理知識がないと行き詰まる。」
相手のニーズにずれがあっても、つながっていくか説明すれば、前向きに捉えられる。
仕事を与える時はニーズと結びつける。単にやりなさいとは変わり、肯定的ストロークになる。「この人は自分のことを考えてくれている」。
10件あったら3件でもよい。
マイナスのニーズ 不安、懸念、心配
例.共稼ぎで木曜は子供のため残業したくない。「今日は木曜だね、帰っていいよ」と声をかけると肯定的ストロークになる。
まずは聞いて、組織のニーズとつなげられる部分はつなぐ。
3.工夫と思考を聞く
報連相で何を聞くか。
How(行動と工夫)を聞く。なぜこうしたのか。
成功の原因分析
どんなところが評価されたか、どんな工夫をしたかと原因を聞く。
メリットは、効果的に褒められる、強みを正確に把握できる。
WhatとResultだけだと、人でなく結果を褒めている。
肯定的ストロークが残らない。
その人自身の工夫や思考を聞き、効果的だったらほめると、人を褒めたことになる。次も工夫しようとモチベーションになる。
続きます。