「信頼関係と動機づけの基礎」を読んでいます(その10):耳を作るプロセス
続きです。
共感は受容と違い意見を言う。相手の話を肯定する。
同調との違いは、限定条件付き。
「気持ちは」
あくまで気持ちに限定して同意する。賛成はできない。
「耳を作るプロセス」
受容と共感の用途は、人は与えられたストロークを返す。
自分の話を聞いてくれたなら、この人の話も聞こう。
遅刻で頭ごなしに叱られたら表面的にはハイと言うが心の中で抵抗する。気持ちは分かると言ってくれた人に抵抗する気持ちはわきづらい。聞く耳を持つ状態を作るプロセス。
受容->共感->否定的ストローク
効果がはっきり出るのは否定の時。
日常で取り入れられない原因の一つは、受容したり共感したりしたらその後に同調しなければならない思い込みがある。
否定の前にこそ有効。正しいことを言えばいいというものではない。相手が受け止め、変わってくれなければ意味がない。
続きます。