「すぐやる! 「行動力」を高める“科学的な”方法 」を読んでいます(その18):触覚のために手が汚れる作業をする
続きです。
大脳が損傷したときの、手に触れたものを握る現象で、自分で離せなくなる「強制把握反射」。治療は木にやすりがけ。手に振動が伝わり感知する。パチニ小体から大脳へとても速くノイズが少ない。脳が楽に予測を立てられる。
触覚を豊かにすることは、脳を正しく体を動かしやすくする。
脳は、触れるか、触れられるかで反応が変わる。
能動的に触れたときに働く神経細胞は、指を動かすなど体の動きとセットになっている。
人差し指で顔に触れると、指と顔のどちらが強く感じるか。
指は肌の質感、伸縮性、温度など様々な情報。
洗顔を丁寧にするGさん、看護師でシフトでゆったりできない。
何をするにも気持ちを盛り上げないと取り掛かれない。朝起きてから寝るまでやっていることを羅列する。最も重要なのは何か。充実していないと調子が出ないこと。していると楽しくて好きな時間。
洗顔を丁寧にしたところ、その後の行動が30分から1時間早くなった。仕事モードから自分モードへの切り替えになった。
筆記用具の反発力に注意を向ける。
無駄な力が抜ける。疲れにくくなる。
手が汚れることを嫌った結果、工夫された。触覚のために手が汚れる作業をする。植物、靴磨き、雑巾がけ。
爪にはパチニ小体が多いので整える。
続きます。