「すぐやる! 「行動力」を高める“科学的な”方法 」を読んでいます(その14):目標を「入浴を30分早くする」
続きです。
できていないことを「できるはず」と期待させない。
脳にうそをつくのを止めればドーパミンが弱まる。正しく振り返れる。小さな成功に着目できる。
Eさんはどうしても朝起きられない、毎日遅刻。
ただ出張でビジネスホテルに泊まった日は起きられる。「やればできるのに」と話す。
毎日2時に寝ている。「早寝をすればいいんですよね、やればできるはず」という。
夜の基準は食事と入浴で、無意識にある行為が終わったら次をする。入浴が一時間遅くなれば、その後も一時間遅くずれる。
目標を「入浴を30分早くする」にした。
1か月後結局起きられないという。記録を見ると1日だけ起きられた。
スモールステップが大きいとEさんに伝え、起きられる日を2、3日に増やす目標を立てた。
ドーパミンで「やればできる」とウソをつき続けていた。確実にできる課題を設定することで、脳は「まず何をするか」の具体的な指示を出せた。きちんとできたことに気が付いたことで、悪循環に気が付いた。
続きます。